エリアごとのZEHについて

query_builder 2022/04/04
太陽光パネル戸建て
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エリアごとのクリアすべき基準
日本は北海道から沖縄までいろいろな気候があります。

ZEHの要件である太陽光発電は日射量に大きく左右されます。
ですから、ZEHと言っても全国同じ基準ではなく、各エリアによって
基準が異なっています。

この記事を読めば、各エリアごとの基準がわかりますので、
是非最後までお付き合いください。


改めてですが、ZEHの要件は以下の4つです。

1 強化外皮基準 UA値
2 一次エネルギー20%削減(再エネなし)
3 再エネ等設置
4 一次エネルギー100%削減(再エネあり)

まずは断熱基準ですが、UA値という値で判断されます。
簡単に言うと、外部から室内への熱の通しやすさを数値で表したのもです。

このUA値が低ければ低いほど、熱を通しにくいので、断熱性能が高いという事になります。
断熱基準では日本を気候ごとに8つのエリアに分けています。
1が寒い地域、8が暖かい地域になっています。

当然ですが、寒い地域であればあるほど、断熱性能を高める必要があります。
北海道の1地域の方が断熱性能基準が厳しくなります。
具体的に申しますと、エリア1の北海道の旭川、エリア2の札幌はUA値の基準が0.4以下になっています。

エリア3は東北地方及び山岳地域になります。
エリア3はUA値基準が0.5以下

エリア4は南東北、北関東、信越です。
エリア4はUA値基準が0.6以下です。


エリア5、6は南関東、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州の一部になります。
エリア7は宮崎と鹿児島です。
エリア5、6、7ともにUA値基準が0.6以下です。

最後のエリア8は沖縄のみです。
沖縄にはUA値基準は設定されていません。


以上が、UA値に関するエリアごとの解説になります。


次に再エネ等設置についてです。
再エネと言うとほとんどが太陽光発電ですが、実はその他にも地熱発電、バイオマス発電、水力発電、風力発電があります。
これらは規模が大きいため、住宅ではなかなか取り入れらる事はありません。

そうすると、おのずから太陽光発電になるわけですが、太陽光発電は日射量が大きく影響するため、雪が多いエリア、日射量が少ないエリアは不利になります。

そういった地域の場合は、再エネを含めた一次エネルギー100%削減の基準が、75%削減に緩和されたNealry ZEH
になります。


また、都心部だったり、狭小地の場合。
三階建てでも土地が狭くて日当たりがよくなかったり、屋根が狭くて太陽光パネルが置けないなどの方もいらっしゃいます。
その場合も太陽光発電が必須条件ではなくなり、ZEH Orientedと呼ばれています。
断熱性能と省エネ性能がクリアしていれば、ZEHとして認めてもらえるという事です。

以上のように、日本の地域柄に考慮してZEHの仕組みが決められています。
エリアごとのZEH基準についてご理解いただけら幸いです。

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株式会社イマジン

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